ニッキー・ホプキンス
これほどまでに華やかな経歴をもつセッション/スタジオ・ミュージシャンがいるだろうか?ザ・フー/キンクス/ジョン・レノン/ジョージ・ハリスンなど数多くの作品に参加。なかでも、ローリング・ストーンズ『レット・イット・ブリード』(69年)、ジェフ・ベック・グループ『ベック・オラ』(69年)の成功は、ニッキー・ホプキンス抜きにして成しえなかったといっても過言ではない。ホプキンスは、ロード・サッチのバック・バンド、R&Bオールスターズを経てスタジオ・ミュージシャンの道を歩み始める。R&B/ブルースというアメリカ南部の音楽に根ざした、そのピアノ・プレイは高い評価を獲得した。また、フロントに立つことをあまり好まなかったホプキンスであるが、レコード会社の後押しを受け本人名義による作品を数枚発表している。なかでも73年の『夢みる人』が最高傑作だろう。豊富なレコーディング経験で培ってきたピアノ・スキルをいかんなく発揮すると共に、ヴォーカリストとしての魅力もアピール。アメリカン・ルーツ・ミュージックの要素と英国特有の叙情的なメロディが溶け合ったサウンドをバックに、情感たっぷりに歌い上げてみせたのだ。晩年はTV/映画音楽まで手掛けるものの、94年に突然逝去。しかし、今なお多くのミュージシャンがホプキンスを敬愛してやまない。
作品情報(CD) - ニッキー・ホプキンス
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