ジョージ・ベンソン
ひと粒で2度美味しいジョージ・ベンソン。彼はウェス・モンゴメリー直系のインスト・ナンバーから、アーバンでメロウな歌モノまでを器用にこなすギタリストだ。時にその優等生的な態度が鼻につくこともあるが、ディスコ/バラード/ブラック・コンテンポラリーといった流行を節操なく貪欲に取り込んでいく姿勢は、ある意味勇壮ですらある。64年にアルバム『ニュー・ボス・ギター・オブ・ジョージ・ベンソン』でデビューした彼は、初期はソウルジャズ的なファンキー・プレイを身上としていたが、名プロデューサー、トミー・リピューマとがっちり組んだ76年作『ブリージン』でヴォーカルに本腰を入れるとともに、ギター・ソロをとりながら披露するスキャットにも磨きをかけ、大ブレイクを果たす。以降クインシー・ジョーンズ、ナラダ・マイケル・ウォルデンといった大ものプロデューサーたちと組み、時代のトレンドを巧みに取り入れたスタイルを自らのカラーとしていった。記憶に新しいところでは、96年のラテン系DJズによる一大プロジェクト・アルバム『ニュー・ヨリカン・ソウル』にも参加。ここでもトレンドを察知する嗅覚の鋭さと肉感的でファンキーなギター・ソロを披露している。
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