マリーナ・ショウ
ジャズとソウルの境を自在に行き来する偉大なシンガー、マリーナ・ショウ。66年にデビューし、翌年「マーシー,マーシー,マーシー」がヒット。その後カウント・ベイシー・オーケストラの専属歌手を経て、72年に<BLUE NOTE>と契約、ジャズ・シーンを中心に注目を集めていく。そんな彼女が音楽ジャンルを超越した人気を獲得できた裏には、アルバム『フー・イズ・ズィス・ビッチ,エニウェイ?』(75年)の存在がある。そのアルバムで彼女は、デヴィッド・T・ウォーカー/チャック・レイニー/ラリー・カールトン/ハーヴィー・メイソンといったソウル/R&Bフィールドの腕利きたちをバックに、フレージングや感触はあくまでもジャジー、しかし根底に流れるのはゴスペルという二重構造の歌唱を聴かせたのである。それは現行のクラブ・ミュージック・シーンにすら強い影響力があるのも頷ける、素晴らしいメロウ・グルーヴだ。現在もなお、マリーナ・ショウは第一線で活躍し続けている。彼女は生粋のシンガーなのだ。
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