スピナーズ
イントロのギター・カッティングが印象的な「イッツ・ア・シェイム」といえば、数々のヒップホップ/R&Bアーティストたちからサンプリングされ、今や大ネタのひとつとなった曲である。それはデトロイト出身のスピナーズが<MOTOWN>時代に放った大ヒット・ナンバーだが、彼らの最盛期はやはりフィラデルフィア録音期、つまりは<ATLANTIC>時代だと言えるだろう。<ATLANTIC>に所属していた時代に名プロデューサー=トム・ベル指揮のもと、彼らは洗練さの極まったサウンドを示す数々のヒット・ナンバーを連発。70年代にもっとも成功したグループの代表格となった。この時代には、ハスキー&シルキーなフィリップ・ウィンのリードと絶妙なかけ合いを見せるソフィスティケイトされたバック・コーラス。さらに、そこに起伏に富むオーケストレーションを施したフィリー・サウンドがブレンドされ、劇的なバラード〜めくるめくダンス・ナンバーまでが目白押しにされた。「アイル・ビー・ラウンド」「マイティ・ラヴ」といった彼らの代表曲のほとんどがこの録音期のものである。78年には泥臭い歌唱を得意とするジョン・エドワーズを迎え、時代のニーズにハマったアーバン・サウンドを打ち出した。現在に至るまでそのスタイルは一貫されている。
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